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川久保智康先生の設計による住宅家具一式を製作させていただきました。川久保先生は、磯崎新さんの事務所に10年ほどいらっしゃったそうで、仕事をさせていただく中での詳細なディテールの詰め方を見させていただき大変学ぶことの多かった仕事です。
特に、1階のLDK壁面の全面を造作収納家具で構成している部分は、弊社の腕の見せ所でした。キッチン廻りは、壁面にIHコンロ、普段は扉を閉めることで見せないようにしている冷蔵庫収納家具で構成し、全面にアイランド型のシンク付き作業台を配しています。廊下への入り口を挟み収納機能が繋がっていきます。9つのユニットに分け、収納、飾り棚、押し入れ機能と機能をそれぞれに与えるなかで、このワンルーム空間を簡易的に分割できる間仕切り用のパネルも格納しています。この簡易間仕切りパネルの納めを考えるのにはだいぶ頭を使いました。
2階の主寝室ベッドヘッド上部にある折り戸も苦心作の一つです。折り戸は、その金物の性質上どうしても開いてしまうようで、織り込んだ状態を保つようにするための金物アレンジをどうするかを大変苦心しました。
設計士の思いをどう受け止め図面にし、製作するかを見直す良い機会でした。
先生ありがとうございました。
なお、この作品は、新建築住宅特集2011年5月号に掲載されました。

物件名 那須の家新築工事
製作年 2011年
所在地 栃木県那須郡那須町
建築設計 川久保智康建築設計事務所
施工 D・Iサンワコーポレーション
家具製作 (株)オオワダ 大和田政之
製作物 下足箱、LDK収納造作家具一式、キッチン、間仕切りスライディングドア、主寝室ベッドヘッドおよび上部折り戸、洗面化粧台、他家具一式