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造付家具に仏壇を

今年初めての投稿です。
遅ればせながら 明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年竣工した家具を今年になってようやくカメラに収めることが出来ました。

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ワイド4500の中に、テレビ、仏壇、神棚、クロークの機能を詰め込みました。

素材はタモ材です。扉の鏡板は、タモ材の玉杢を使用しています。

向かって右側は、扉を開けると仏壇が現れます。扉は収納型です。

Book - 1 (1)

祈りの空間

父の集めた欅の銘木をどう活かすべきかを考えていて、行き着いたのが祈りの空間を作るべく厨子製作でした。とりあえず試作です。

意外に仏壇の注文が多く、縁を感じているわけでそんなことも影響しているのかもしれません。

imageちょっとかわいらしさを前面に出してみました。扉を開けると銘木欅です。要は、脱いだらスゴいのよ的発想です!

カタチにはしましたが、市販の金物では大きすぎて、その大きさにかたちが振り回されてしまいました。もう少し薄く瀟洒にしたいのですが・・・。

また、時間を作って試作に励みたいと思います。思うように作るには、金物を作ってくれる職人さんを探す必要があります。見つかるかなぁ〜(;O;)

あと、ものすごく手間がかかっています。扉だけでも大変な手間です。
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箱の中にもう一つハコを作っているし後ろのかなり凝っています。しかも全て無垢材で作っています。この葉っぱみたいな扉を反らないように作るのは無茶苦茶難しいし、試行錯誤しています。

厨子 - 8

仏壇のお直し

新潟県村上市、旧山北町に日本国という山があります。ある勉強会でご一緒したとき仏壇のお直しの依頼を頂きました。その仏壇のある場所が日本国の山間でした。

現在は、お住まいではない住宅にある仏壇のお直し。もう10年近く前の事です。

お直し前と後での変わり様をご覧ください。

仏壇の修理-1

仏壇の修理-10

欅の杢は、先代の集めた材料から作り、金箔は、わざわざ輪島まで送り箔を貼って頂きました。

仏壇の修理-2

仏壇の修理-6

私の住む街には、木工をやるにはあまりに産業が未熟です。それでも、この地で生きていかなければなりません。

そして、こんな未熟な私たちにご先祖様をまつる大事なものを依頼して頂けるお客様がいるのです。そのことをしっかり受け止めて仕事をしたいです。

お客様、お眼鏡にかなっていますか。

仏壇の修理-4がんばれ! オオワダ!です。

マジボックス

間仕切り用の棚に6個の箱を中に入れ分ける事で様々な表情を演出できるように考えたオリジナル商品です。

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棚は、奥行き45㎝、中に奥行き30㎝の箱を入れ、後ろには、残りの15㎝を使って、ガラスの棚を入れる事が可能で、これにより、両面使いの飾り棚、兼間仕切りボードに早変わりするという考えです。

飾り棚も組み立て式です。また、この飾り棚だけでも十分機能します。箱の方も6個を積み木のように様々な組み替えが可能であり、その時の気分や環境によって組み立てる事ができます。

全部で60万円+税です。今は、お世話になっているお客様のところに嫁いでいます。

お仏壇の化粧直し

父の代からお世話になっていた方のご主人が7月に他界されました。

代々のお仏壇をこの機会に直してほしいとの依頼で、ナント5ヶ月もお待ち頂き、ギリギリ年内に納めることができました。

O邸仏壇-2

大事なお仏壇の化粧直しです。忙しさに任せた仕事はしたくありませんでした。

訳をご説明差し上げ了承のもとではありましたが、さすがに5ヶ月はお待たせ過ぎでした。申し訳ございませんでした。

O邸仏壇-1

本体は、そのまま利用し、内部全体と、扉、欄間を全て新しく作り直しました。もちろんウチのの得意なケヤキ材を使用していま~す。

O邸仏壇-3

これは、昭和初期の仏壇だそうです。杉材で本体を形作り、見付部分を欅で構成しています。
一般的な職人さんですが、丁寧な仕事でした。

O邸仏壇-4

欄間や扉の止め加工もしっかりとホゾ止め加工をしています。

O邸仏壇-6

O邸仏壇-5このようなまじめな仕事をする職人さんや、このような仕事を頼んで頂けるお客様もめっきりと減っています。

つまりは、若い職人に技術を継承していくことが出来ないと言うことです。

普通の職人さんでもできていた技術が、今では、特殊で高度な技術になってしまいました。

これも世の習いというの
でしょうか・・・。

オリジナルの家具たち

弊社オリジナルの家具です。

ゾウさんデスクセット・和風ウィンザーチェア・欅玉杢机

ゾウさんデスクセット(平成21年度栃木優良デザイン商品)・和風ウィンザーチェア・欅玉杢机・間仕切り家具のマジボックス(平成21年度栃木優良商品)

弊社は、特注対応の会社です。
町工場の弱みの一つに、繁忙期と閑散期の差が激しい事があり、その閑散期に、商品開発の一環としてデザインし、カタチにしたモノがあまたあります。

デザインは私がしています。結構見れるでしょ(^_^)v

ある人に差し上げた事はあるのですが、商品として出してはいません。これらのモノ達は、全て、その時期に関わったある人のため、もしくは、その方を想って作ったモノです。ご本人達は知りませんけど。

栃木県のデザイン大賞なる制度があったので平成21年度時にゾウさんデスクセットと間仕切り家具のマジボックス出品しています。もう5年も経つのですね。

結局、これらができあがる頃にまた普段の仕事が忙しくなって、彼らは忘れ去られていきます。

どこかで日の目を浴びせたいなぁ〜っと思うのですが。売り方はもちろん解らないのですが、間違って需要があったとしても、ちゃんと安定供給できるかの問題がもっとでかいわけで。やる前から少々後ろ向きな私でした。ダメですね。

最近、経営を遅ればせながら意識しています。これらのモノ達に命を吹き込むための戦略構築と継続的な努力も自分に課せられた使命と感じ始めている今日この頃でした。

祈り、信じる力

昨日は、打合せのため東京へ。早めに行って国立博物館に国宝展を見に行きました。

今回の国宝展は、祈り、信じる力と称して、仏教、神事に視点を合わせ、日本文化形成の精神を見つめ直すというコンセプトのもと展示物を形成したとのことで、楽しみにして赴きました。

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人々の祈りや信仰がどのような形を結び今に伝わっているのか神や仏と、人の心をつなぐ役割を担ってきた『かたち』を様々な手法、作品を展示しています。

かく言う弊社でも、自社在庫の欅材を有効利用しようと言うことで、厨子の開発に力を注ぎ、自然の作り上げた銘木の持つ杢目を祈りのかたちとしていろいろと工夫を凝らし、栃木県のデザイン大賞に入選するに至りました。

想いをかたちに込める心を少し体現できたような気がします。また、この国宝展の展示物を鑑賞し、その背景を顧みることで、新たにものを作る、その中に心を込める意義を見直す事ができました。

座禅草厨子

弊社の作品で座禅草厨子と言います。

それにしても、例の金印は、スゴい存在感でした。一世紀に伝わり、この金印が、ひとつの文字文化の始まりを示していたとのこと。

文字が、記録以外に人々の価値観を大きく変えた衝撃的なものであったとの記述に感動しつつ、その時代背景でものや事が大きく関わっていたということを実感できる象徴的なものの集まりが国宝であることを体現できました。

これは絵はがきを接写したものです。

これは絵はがきを接写したものです。

改めて国宝の意義を考えさせられる展覧会でした。

その後、打合せを終え、少し時間があったので、次女と夕食をしようと連絡したところ、なんと、学校の授業で2週間の京都、奈良の文化研修帰りで丁度東京駅に着いたばかりというタイミング。程なく、上野で待ち合わせをし、夕食をしつつ、仏像談義に花を咲かせました。

充実した一日でした。

タモ玉目を仏壇に

一昨日に投稿したタモの玉杢は、恥ずかしながら我が家の仏壇に使用しました。

父から家督を継ぎ、ご先祖様の遺影をお守りする大役を仰せつかったわけですが、私の家には仏壇を置く場所がありません。

できればいつもいるリビングに置いておきたかったので、家具調の仏壇を考えて作ったのがこの写真です。

マイ仏壇-4

マイ仏壇-2

外観は栓の無垢材を使用しています。一枚の板のようですが、わざわざ止め加工で枠組みをしているかなり手間をかけた作りにしています。

コンセプトは『脱いだらスゴいのよ!」と言うことで中を例のタモの玉杢を使用しました。外の仕上げは、ウレタン塗装です。中はタモは拭き漆で仕上げています。

扉を閉じても中の大日如来様が見えるようにしています。照明をダウンライトにし今風の解釈で仏壇づくりをしてみました。

いかがですか。