欅杢の未来予想図-その1

欅の杢目は、男らしい荒々しい杢目が大変魅力的な材料です。

ただ、現代社会では人気の無いものになってしまい、先代が後々に作りたいと考え、茶箪笥などの鏡板として使用できるような小さなケヤキ材のブロックがたくさん不良在庫しています。

このすばらしい素材をどう活かしていくか長年頭を悩ませていますが、これといった改心の案が出てこず今に至っています。

そんな折、ふと思いついたのが厨子の扉にしてみてはどうかをカタチにしてみたのが下のようなモノです。

厨子とは、お位牌などを安置する仏具の一種です。現代では、結構オシャレなモノが出てきているのと、時代の反映か、祈りの世界が個人化しており若い女性が自分用に厨子をあつらえる方が増えているとのことです。弊社は、なぜか宗教関係のお仕事を頂く機会も多く、キリスト教、仏教は言うに及ばず新興宗教の礼拝堂に祭る祭壇を良く作らせて頂くことから、少々工夫してみようと作った物です。

箱厨子

単純箱形のシンプルな厨子です。

箱厨子の扉

拭き漆を施した欅の杢目