既成品に合わせて収納を作る

フラットインタイプの電機オーブンレンジを組み込みたい。でも、選んだキャビネットには組み込めるタイプがない。ということでこのレンジを組み込むキャビネットだけ特注したいとのお話しをいただき完成した写真です。

メーカーのキャビネットの木目と同じモノは見つけることができませんでした。そこで、色だけでもということで天然木の突き板化粧板で製作して色を合わせる方法を採りました。

既成品に合わせたレンジキャビネット

それにしても、今の流行は、木目を横に見せることなんですね。
職人から見れば木目を横に使うなんて絶対やってはいけないこと。木目は、成長の証でありどちらが地面で樹齢が何年でとか、木裏、木表と昔の職人ならいくらでも難癖を付けることができるわけですが、印刷技術の発達した現在のなんちゃって材料ではそんなことはお構いなしです。

木目を一つのデザインとしてとらえるならば確かにアリです。
ですから、私たちは、なぜ横目で使うのか、意味をちゃんと認識してキャビネットを作ろうと意識します。職人たちにも意識させます。そうすることで適材適所でやって良いことを判断します。

そうしないと本物を扱うときに目も当てられないような失敗をしてしまうからです。さらに言えば、職人が職人ではなくなってしまうからです。

本物。物事の道理。忘れないようにするには意識するしか維持する方法がないことを意識します。