ナラ無垢天板の洗面化粧台

こうして投稿した記事を眺めていると、キッチンや洗面台など水廻りの天板を無垢板で作る仕事が多かったので驚いています。リスクが大きいためメーカーでは技術があったとしても受けるところを見つけるのは難しいとの事。お客様からよくそう言われます。

水廻りで問題となるのは、材に浸透しないようにする為の塗料と反らない為の加工です。

塗装は2パターンで、材をコーティングしてしまうポリウレタン樹脂による塗装と材に浸透させるオイルによる塗装です。素材感を大切にしたいと思えばオイル。そのかわり、馴染むまでは定期的にオイルを塗布して手入れをする必要があります。良い感じにするには手間がかかる訳です。最近では、これら2種の流行の紆余曲折を経て、手間のかからないウレタンによる塗装が主流になりつつあるようです。10年前のウレタン塗料に比べると数段自然な風合いに近づいています。

反らない為の工夫としていくつかありますが、通常は吸い付き桟といって、奥行き方向に45ミリ×60ミリ程度の角材を蟻溝を突き天板に組み込ませる方法をとります。だいたい90センチ間隔で吸い付き桟を組み込みます。のりは付けません。蟻に突く事で天板の奥行き方向の動きを確保しつつ反りのみに対応するようにしています。

洗面化粧台

 

撮影に気を取られ、手前に設備屋さんの工具がおいてあるのに気がつきませんでした。ご愛嬌としてお許しください。